吃音で悩んでいても大丈夫。小さな幸せに気づくための方法3選! - HAPPY FOX

吃音で悩んでいても大丈夫。小さな幸せに気づくための方法3選!

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吃音を抱えて悩んでいると、自分の人生は何も良いことがない、不幸だと思ってしまいがちです。しかし、幸せは気がつかないだけで実は身近にあります。その幸せに気づくためには感謝の気持ちが大切です。今回は身近なことに感謝して幸せを掴む方法を3つご紹介します。

①「すみません」より「ありがとう」を多く伝えるようにする

「すみません」より「ありがとう」を多く伝えるようにする

何かをしてもらった時、「すみません」と思うより「ありがとう」と思うようにすることが大切です。

「すみません」は謝罪ですから「こんなことをしてもらって申し訳ない、私は出来なかったんだ。」という気持ちになってしまいます。

しかし「ありがとう」と感謝の気持ちをもって思うようにすれば、「なんて親切な人なんだろう、助けてもらえてラッキーだった。」という気持ちになります。

吃音を持つ人の中には「ありがとう」と言いたくても、苦手な音があって言いにくいので仕方がなく「すみません」と言う人もいるでしょう。

私も母音(あいうえお)が苦手でいつも「すみません」が口癖でした。

しかし、「すみません」と言っているうちに自分が惨めに思えてきて、それからは感謝の気持ちはしっかり伝えるようにしています。

しかし、話し言葉では吃って上手く伝えられないので、満面の笑みで会釈をして心で「ありがとう」と思うようにしたり、付箋やメモで「ありがとう」と書いて伝えるようにしています。

「ありがとう」と伝えることで、身近な感謝を実感できて幸せを感じやすくなります。

②感謝のハードルを下げる

感謝のハードルを下げる

そうは言っても、日常で感謝することなんて少ないという人は、もしかすると感謝するハードルが高すぎるのかもしれません。

私もかつては吃音のせいで何もかも上手くいかず、自分の殻に籠ってしまうこともありました。世界のすべてに、まるでベールのように吃音が覆いかぶさって、何をしても気持ちが重く後ろ向きになってしまいました。

しかし、ある日吃音とは別に重い病気が発覚し、日常が一変しました。

全身の痛みをとるために副作用が強い薬を処方され、ベッドで体を動かせないまま窓際の空から季節の移り変わりを眺めていました。

1年が過ぎ去ろうとした時にようやく、あることに気が付くことができました。

朝、起き上がって朝食を取ること、太陽の下を歩いて最寄り駅まで歩くことができること、友達と話すこと等、日常の何気ない行動1つ1つがキラキラと輝いて見えました。

病気が完治してからというもの、毎日利用する駅を綺麗に掃除している清掃員の方に対して「丁寧に掃除をしてもらって、ありがたいな」と思うようにしたり、天気が良くて気持のいい日に「いい天気で過ごせることは、ありがたいな」と思うようになりました。

今の現状を普通と捉えずに、何かのおかげで成り立っていると思うようにすることで、感謝のハードルを下げることができます。

感謝のハードルを下げると身の回りの些細なことにも幸せを感じやすくなると思います。

③身の回りに感謝が溢れていることを知る

身の回りに感謝が溢れていることを知る

意識していないことは見えませんが、意識すると見えることがあります。

例えば、新しい靴を買うと通勤中色々な人の靴が目に入ってくるでしょう。また、車の購入を検討している時は、気になっている車種が普段より沢山目につくことがあります。

感謝も同じです。

感謝しようと意識すると、身の回りでいかに感謝する場面が多いことに気がつきます。

それに気がついた時に、普段自分がいかに他人に助けられているかを実感できると思います。

あなたが吃音に悩んで良いことがないと感じていても、感謝することに気づくことができれば、小さな幸せを感じやすくなります。

この記事の内容はあくまで1例ですが、吃音に悩むあなたのお役に立てたら幸いです。

arisa

2歳の頃に吃音を発症した当事者です。
吃音を持つ当事者とご家族が生きやすい社会を目指して、日々吃音の啓発活動に取り組んでいます。HAPPY FOXでは、吃音者として生活してきた経験から、少しでも楽に過ごせる方法をご紹介していきます。

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