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吃音があると仕事のあらゆる場面で困難を感じる方も少なくないのではと思います。今回は、吃音を持つ新卒の社会人に向けて押さえておくべき仕事の心得を3つ紹介していきます。
吃音があっても、やりたい仕事を諦めないで
新卒で社会に出て働くということは、吃音を持っていなくても大変なことです。今までの学生生活から180度変わるのですから、もちろんのことです。 誰しも慣れない環境に変わることは意識せずともストレスになっていると思います。
しかし、吃音を持っていると社会に出た時の辛さは吃音を持たない人の比ではありません。生き地獄とはこのこと。 しばらくは生きた心地がしませんでした。
例えば、電話対応一つとっても、非吃音者なら株式会社○○の○○ですと言えば済みます。しかし、吃音者なら電話一つがビックイベントです。多い時は何十件と電話を対応しますが、その度に不安になって緊張します。
そうなるならば、頻繁にコミュニケーションを図らずに働ける職場にいけばいいのではと思う方も少なからずいると思います。吃音者全員がそうではないと思いますが、私の場合は答えはNOです。
なぜなら、そのような考え方で職場を選ぶと、選択肢が間違いなく狭くなるからです。 吃音のせいで人生の半分を棒に振ってきているので、これ以上は自分の幸せのために生きるのがベターだと思います。
長ければ約40年同じところで働くことになりますし、やりたくない仕事を40年にわたってするのは、正直馬鹿らしいです。
また、生産性もモチベーションも下がり効率が悪すぎます。本当にしたいことと職場が偶然そうだったなら是非続けてもらいたいですし、あなたの夢を応援します。
没頭できる趣味を見つけること。
継続すれば自信となり財産となる。
吃音を持つ社会人の仕事の心得の二つ目は没頭できる趣味を見つけるということです。吃音を持つ社会人は吃音を持たない人よりも職場で不安や緊張を持つ機会が多く、ストレスの捌け口を用意しておくのが大切です。
吃音や仕事のストレスを忘れて没頭できる何かを見つけておくといいでしょう。 また、塵も積もれば山となるということわざもあるように、好きなことを継続していけば自信となり財産にもなります。
何か1つ極めて、継続し自信に繋げることができれば自己肯定感が高まり吃音があっても自分らしく生きていけるようになると思います。
プレゼンも吃音を克服する実験台だと思って。
気持ちが楽にするマインドを身につける。
事前にいくら準備していてもプレゼンや発表でうまく伝わらないことや吃ることが多々あります。この機会を吃音を克服する実験台にする、また自分の人生をより良くする踏み台くらいに思っていたほうが良い方向に転ぶと思います。
また、目上に対して礼儀礼節をするのは当たり前ですが、媚びすぎず個性を大切にするのも世渡りする上で必要です。 YESマンでいたら、万年平社員のような薄い人間の上司には好かれると思いますが、自分に役職がついて管理職の人と仕事をする上では、相手の意見を加味した上で自分の意見を述べることは大切だと思います。
意見を述べるときに吃っても相手に伝われば問題ないと思います。吃ったり、顔を歪めたりしている姿を人前で見せるのは恥ずかしいことですよね。それでも、本当に伝えたいことを吃っても伝えようとしている姿勢は素晴らしいですし、吃音克服の大きな一歩になっているのではないかなと思います。
吃音があっても、これくらいの気持ちで仕事に臨めば少しでも気持ちが楽になると思うので参考程度になれば嬉しいです。 吃音社会人の皆様、吃音に負けず楽しく出勤しましょう。
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