吃音児をもつ保護者はどのように接するべき?言ってはいけない言葉とは? - HAPPY FOX

吃音児をもつ保護者はどのように接するべき?言ってはいけない言葉とは?

  1. 吃音症の知識
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この記事は、吃音を持つ子供に対する適切な接し方について説明しています。

子供たちの自尊心を高め、ストレスを軽減し、コミュニケーション能力を促進するために必要なアドバイスが掲載されています。

吃音児をもつ保護者の接し方

吃音を持つ子供に対して適切な接し方を意識することは、子供のコミュニケーション能力を促進し、ストレスを軽減し、自尊心を高め、専門家の支援を受けるためにも重要です。

また、適切な接し方をすることで、保護者と子供の良好な関係を築くこともできます。吃音を持つ子供が自分自身を受け入れ、自信を持って話すことができるようになると、保護者とのコミュニケーションもスムーズになるでしょう。適切な接し方は、子供の発達と成長にとって非常に重要な要素です。

以下に、保護者が吃音を持つ子供に対して行うべきことを紹介します。

コミュニケーションに耳を傾ける

子供が話をするときには、注意深く耳を傾けましょう。子供が何を言おうとしているかを理解するために、質問をしたり、彼らが言おうとしていることを繰り返すことも大切です。また、子供が話をするのを急かしたり、訂正したりしないようにしましょう。

落ち着いて話をする

子供が吃音を持っている場合、プレッシャーや不安感が彼らの話し方に影響を与えることがあります。子供が話をするときは、彼らに十分な時間を与え、落ち着いて話すようにサポートしましょう。

無理な要求をしない

子供が吃音を持っている場合、話し方に関してプレッシャーや不安感を感じることがあります。保護者が子供に無理な要求をすることは、子供にとってストレスになります。子供が快適に話せる環境を提供し、自分のペースで話すことができるようにしましょう。

子供の自尊心を高める

子供が吃音を持っていることは、自尊心に影響を与えることがあります。保護者は、子供の自尊心を高めるために、彼らの話し方を受け入れるようにサポートすることが重要です。子供が話をするときは、肯定的なフィードバックを与え、自信を持って話せるようにしましょう。

以上のことから、子供とのコミュニケーションには慎重に取り組む必要があります。子供が話をするときは、注意深く耳を傾け、彼らに十分な時間を与えましょう。

また、子供が話をするのを急かしたり、訂正したりしないようにしましょう。保護者は、子供に無理な要求をせず、自分のペースで話すことができるようにサポートすることが重要です。最後に、子供の自尊心を高めるため、肯定的なフィードバックを与え、自信を持って話せるようにしましょう。

吃音の子供への間違った接し方

吃音の子供には適切な接し方が必要です。このような子供たちに対しては、適切なサポートが必要です。また、吃音を持つ子供たちは、周囲の人々に理解されることが大切です。彼らは、自分たちが普通の人と同じように生きることができるという希望を持っています。

そのため、彼らの自尊心を高め、サポートすることが重要です。吃音に関する情報を収集し、適切なサポートを提供することで、吃音を持つ子供たちが自信を持ってコミュニケーションを取れるようになります。

吃音の子供への以下のような接し方はしないようにしましょう。

話を遮ること

話を遮ることは、吃音を持つ子供たちの自信を奪い、コミュニケーション障害を助長する原因となります。そのため、話を遮る代わりに、子供が話し終わるのを待つことが大切です。また、子供たちには、自分の言葉を尊重することが重要であり、自己表現をする機会を与えることが必要です。

話を遮ることは、吃音を持つ子供たちにとって深刻な問題です。しかし、話を遮ることがなぜ問題なのかを説明することで、子供たちが適切なコミュニケーションスキルを身につけることができます。たとえば、子供たちが話を遮られたときに、どのように感じるか、どのように反応するかを考えることができます。そして、自分自身が話を遮られたときに、どのように対処するかを学ぶことができます。

指摘すること

吃音について指摘することは、子供たちにストレスを与える原因になります。吃音を持つ子供たちは、自分自身でも吃音に苦労しており、指摘されることで、さらにストレスを感じることがあります。そのため、指摘する代わりに、子供たちには、自己肯定感を高めるようなサポートが必要です。

過度に助言すること

過度に助言することは、子供たちにストレスを与え、自信を失わせる原因になります。吃音を持つ子供たちは、自分自身のペースで話すことが大切です。そのため、過度に助言する代わりに、子供たちには、自分たちのペースで話すことができる環境を提供することが必要です。

責めること

吃音は子供たちがコントロールできない状況です。責めることで子供たちはストレスを感じ、コミュニケーション能力を低下させる可能性があります。そのため、吃音を持つ子供たちには、理解とサポートが必要です。

悲観的な言葉をかけること

悲観的な言葉をかけることは、子供たちの自尊心を傷つけ、コミュニケーション能力を低下させる原因になります。吃音を持つ子供たちは、自分自身を受け入れ、自信を持つことが大切です。ポジティブな言葉をかけることで、子供たちの自信を育みましょう。また、子供たちには、自分の意見を尊重し、自己表現をする機会を与えることが必要です。

まとめ

この記事では、吃音を持つ子供への適切な接し方について説明しています。吃音を持つ子供には、注意深く耳を傾け、無理な要求をせず、自尊心を高めるように支援することが重要です。

また、誤った接し方によって子供たちの自己肯定感を傷つけることもあります。話を遮ったり、指摘したり、過度に助言したりすることは避け、子供たちのペースで話せる環境を提供しましょう。保護者が吃音を持つ子供たちに対して適切なサポートを提供することで、子供たちが自信を持ってコミュニケーションを取れるようになるでしょう。

藤本 浩士

日本吃音協会 代表理事
 
7歳から吃音を発症し、からかいやいじめを経験。今を生きる子ども達、生まれてくる子ども達が生きやすい世の中にする為、日本吃音協会を設立。
 
"吃音を持つ仲間が自分らしく幸せに生きられる社会を目指す"をモットーに、400名を超える吃音当事者を支援。
 
【 日本吃音協会での活動 】
・吃音についての正しい情報の提供
・吃音に対する社会の理解を深めるための啓発活動
・吃音当事者が気軽に相談できる環境の提供
吃音当事者や吃音の子どもの親御さんをサポートし、より多様な社会の実現のために活動中。
 
富山県出身、39歳。
家庭では、10才、8才、6才の子どもを持つイクメンパパとして奮闘中。

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