吃音を忘れて没頭できる環境をつくろう - HAPPY FOX

吃音を忘れて没頭できる環境をつくろう

  1. 吃音の治し方・克服方法・トレーニング
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 こんにちは、なおきです。

 今回は、以前オンラインサロン「Stutter Story’s」で開催された、写真家のじゅんさんのグループメンタリングからテーマを抜粋して記事にしていきます。

≫オンラインサロン「Stutter Story’s」

 じゅんさんは大阪を拠点にフリーランスの写真家として活躍をされています。

数年前までかなり吃ってましたね…

 こう話されていますが、今回のグループメンタリングで話を聞いていくと、

今は、こうやってなおきさんと話をしても、言い換えも必要ないくらいになりました。

 いや~、すごい!

 一般的に「吃音は治らない」と言われてるなかでも、こうやって、実際に吃音を克服した人と気軽に話せるのが日本吃音協会だったりしますね。

じゅんさんがアドバイスを求められた時に答えること

 今回のグループメンタリングでは、いろんな話を聞かせてもらいました!その中でも、じゅんさん流の吃音に関係する価値観が見えたので、勝手に分析をして公開します。

 じゅんさんに「吃音のアドバイスを求められたらどう答えますか?」と聞いてみました。

吃音を忘れられる状態をつくってください。

 こう答えるようです。

 「吃音は忘れたら治る」っていうのは聞いたことがあると思います。これについて、じゅんさんが詳しく説明をしてくれました。

昔、吃音は酷かったけど、楽しくて夢中には吃音はでなかった

でも、「今、吃音はでなかったな」と意識した瞬間に吃る

吃音を忘れられる状態っていうのは、例えば、自分のやりたい仕事をする。僕なら写真のことで頭がいっぱい。

それに打ち込んで数カ月・数年経つと、気づいたら吃音がでてないなってなってる。

 うんうん、確かに、吃音を意識せずに何かをしていて、後から振り返った時に「吃音でなかったな」というのはよくありますよね!

「集中力を維持する」と「吃音を忘れる」の共通点

 メンタリングの中で吃音とは全く関係のない「集中」というテーマもありました。ここでの話も「吃音を忘れる」と共通する要素があると思ったので、紹介します。

パソコン仕事は集中できないから「Flat Tomato(フラットトマト)」というアプリを使ってる。

人間の集中力長くても30分。だから、25分仕事して5分休憩というサイクルで仕事をしてる。

25分間は仕事以外をしないように、スマホの電源を切ったり、遠くに置いたりする。

集中は集中してることを自覚した瞬間途切れる。

だから、25分で区切って早く仕事をしたくなるようにする。

コロナで家での仕事が増えた。でも、家では仕事ができない。家は誘惑の嵐ですよね。

 こんな話をされていました。

「吃音を忘れる」とどんな共通点があったのかわかりますか?僕の個人的な分析が参考になればと思います。

「吃音」も「集中」も意識すればするほど、理想的な状態から遠ざかる…。吃音を意識すればするほど、吃音がひどくなるし、集中しようと思えば思うほど、集中できなくなる。

 つまり、「吃音」も「集中」もどちらも意識をそらすことによって、理想的な状態になるという共通点がありますよね。

「吃音」も「集中」も意識をしない環境をつくる

 そして、「吃音」も「集中」も解決策も同じなんだなと思いました。

 それが「意識しない環境をつくる」ということ。

 じゅんさんの場合は「吃音」であれば、写真に没頭すること。「集中」であれば、スマホや家のような誘惑される可能性のあるものを先に取り除くこと。

 そういう環境づくりをすることで、自然と理想的な状態になっていく。というところがポイントになりそうですね。

じゅんさんから学ぶ、吃音に悩む人がすべき手順

 僕が個人的にじゅんさんの話を聞いて、吃音の悩む人がどんなステップを踏んでいくのが吃音の克服になるのかをまとめてみました。

  1. 吃音を意識しない環境をつくる
  2. 吃音に対する価値観を変える
  3. 結果的に、吃音が克服する

 この順番になります。でも、まとめてみると「じゅんさんの価値観」と「吃音に悩む人の価値観」にはギャップがあるような気がします。

 そのポイントが吃音を克服できるかどうか分岐点になりそうですね。

 じゅんさんの話を聞いていると「吃音を意識しない環境づくり→結果的に吃音を克服する」という順番だったのに対して、吃音に悩む人は「吃音を克服する→そしたら、環境が変わる」と考える気がします。

 ここが決定的な違いですね。

 吃音を意識しない環境づくりとしては、

  • 吃音があっても自分を認めてくれる人を増やす。
  • 日本吃音協会のような団体に入ってみる
  • SNSで仲間を集めてみる。

 いろんな選択肢があると思うので、まずは、環境づくりを意識してみるのがよさそうですね!

 

 

なおき

3歳の頃から吃音を発症。

日本吃音協会で同じ吃音者と出会い「同じ吃音者でも様々な意見や価値観の人がいる」と知りました。

吃音悩む人が少しでも少なくなればいいと思い、記事を作成しています。

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