【自己嫌悪が消える】吃音がある自分を好きになる方法3選! - HAPPY FOX

【自己嫌悪が消える】吃音がある自分を好きになる方法3選!

  1. 吃音の治し方・克服方法・トレーニング
  2. 39 view

この記事は約4分で読むことができます。

吃音を抱える人の中には自分に自信が持てなかったり、自分が嫌いだと思っていたりする人もいると思います。私もかつてはそんな当事者の1人でした。今回は、自己嫌悪感が消える、吃音がある自分を好きになる方法を3つご紹介します。

自分を好きになる方法①吃音があっても輝いている人と仲良くなる

自分を好きになる方法

吃音を抱えていると、人前で吃って笑われたり、なんで他の人と同じように話せないんだろうと思ったりすることがあると思います。

そんな経験があると、自分は人より劣った存在だと感じてしまい、自己嫌悪感が大きくなってしまいます。

しかし、世界中のすべての吃音当事者は、あなたが持っている自己イメージそのものなのでしょうか?

私は多くの吃音当事者と接してきましたが、重症度の違いに関わらず、輝いていて尊敬できる人が沢山いることに気がつきました。

吃音を抱えていても、素敵な人は沢山いるのです。

ここで誤解しないでいただきたいのは、素敵な吃音者がいるから、そうでないあなたは努力不足だ、と言いたいわけでは決してありません。

もしかすると、あなたは過去に被った嘲笑やいじめのせいで、悪い自己イメージという「呪い」にかかってしまっているかもしれないのです。

あなたが、すでに十分素敵で素晴らしくても「呪い」にかかったまま自己嫌悪に悩まされているとしたら、とても損をしていると思いませんか?

この「呪い」を解く方法はあります。

それは、前述した「吃音があっても素敵な人」と仲良くなることです。

吃音があっても素敵な人は、たとえ吃っても自らの価値は変わらないことを知っています。

そのため、いつも自信を持って前向きに生きているからこそ、輝いてみえるのです。

Twitterには吃音のコミュニティが形成されています。

素敵な吃音当事者と出会って、自己嫌悪の「呪い」を解いてみませんか?

自分を好きになる方法②吃った人が自分ではなく他人だと仮定してみる。

自分を好きになる方法②吃った人が自分ではなく他人だと仮定してみる。

あなたは自分に厳しいタイプの人ですか?

そうなら、あなたは吃ってしまったことについて、反省しすぎてしまっているかもしれません。

例えば、あなたがスーパーでアルバイトをしていて、お客様に商品の場所を聞かれたとします。

その商品名は、あなたの苦手な言葉だったので回答に少し時間がかかってしまいました。

なんとか案内を終えましたが、あなたは上手く話せなかったことを悔やんで、お客様に申し訳ない気持ちで一杯になることでしょう。また、他のお客さんや同僚に吃っている姿を見られて、変に思われたか不安に思うかもしれません。

ここで、視点を変えてみましょう。

あなたはスーパーで買い物をしています。しかし、お目当ての商品が見つからず、忙しそうに働いている店員に申し訳なさを感じつつも商品の場所について訪ねました。

その時、店員さんが商品を探すことに少し時間がかかっていました。

あなたは気分を害すでしょうか?

おそらく、一瞬疑問に思うかもしれませんが、スーパーを出た後は別のことを考えて忘れてしまうでしょう。

別の視点で見てみましょう。

あなたはスーパーで買い物をしていました。前のほうで店員とお客さんが話しています。

あなたはその会話に注目するでしょうか?

自分の買い物で忙しいあなたは、会話の内容はおろか存在自体に気がついていないかもしれません。

吃音で落ち込んだ時は、このように他人の立場で考えてみると案外、自分の犯した失敗(吃ったこと)は大したことはないことに気がつき、嫌悪感が軽くなるはずです。

自分を好きになる方法③ほかの皆も「普通」ではないことに気づく

自分を好きになる方法③ほかの皆も「普通」ではないことに気

そうは言っても、普通に話せない自分自身を許せないから嫌悪感が出るのだ、と思う方もいるかもしれません。

では「普通」というのは何でしょうか?

人々の会話を観察してみると、この世の中には実にさまざまな話し方があることが分かります。

人の口の形や動かし方は人それぞれ違いますので、発せられる音も違います。また、世界には色々な言語や方言を話す人がいます。言葉に詰まったり、繰り返したり、引き伸ばす人もいます。

なぜなら、人間は工場で一寸の狂いもなく型を取られて焼かれたクッキーではないからです。

皆、違うことは当たり前のはずなのに、たまたま目立つ部分が「普通」ではない人を排除するというのは何ともおかしなことなのです。

何で私は人とは違うのだろう、普通になれないのだろう、と落ち込んだ時は、自問自答してみましょう。

周りの人にも自分と同じように、普通ではない部分が必ずあることに気が付くはずです。

arisa

2歳の頃に吃音を発症した当事者です。
吃音を持つ当事者とご家族が生きやすい社会を目指して、日々吃音の啓発活動に取り組んでいます。HAPPY FOXでは、吃音者として生活してきた経験から、少しでも楽に過ごせる方法をご紹介していきます。

記事一覧

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。