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吃音を抱える仲間と話していると「もっと行動的になりたい」「行動力を身に着けたい」という声を多く聞きます。吃音があると生活の色々な場面で思わず躊躇してしまうことがありますが、そんなとき行動的になるにはどうしたら良いのでしょうか?今回は、私が行動的な性格になった考え方を5つ紹介していきます。
① まず本を買ってみるはNG!実際の環境に足を突っ込んでみよう!
もっといい声になりたい、話し方を上手くしたい、そう思ってボイトレを始めることにしたあなた。次にとる行動はなんですか?
このとき、とりあえずボイトレの本を買うのはオススメしません。
私も過去に色々なことを始めようとしては本を買っていました。しかし、開くことなく積みあがってく本とは対照的に何も身についてこなかったのです。
人は行動すると満足してしまう傾向があります。いい声になりたかったはずなのに、本屋さんで本を買った段階で満足してしまうのです。
これは、勿体ないことです。
行動力がある人は、思い立ったらすぐにその環境に足を踏み入れています。
ボイトレ教室の体験に行く、ボイトレをしている人に話を聞いてみるというように実際の環境に足を踏み入れてみてください。イメージしやすくなって次のステップに行動を移しやすくお勧めです。
②できない理由を並べて心のブレーキをかけない
「〇〇がなくて出来なかった。」そう考えて心のブレーキをかけていませんか?
ここの○○には時間やお金などが入ります。
しかし、実際にお金や時間が根本的な問題ではなく、心のブレーキをかける理由が隠れていることもあります。
その主な原因は「失敗したらどうしよう」という不安や「今のままでいいや」という現状維持の心からくると思います。
しかし、自分を変えたいと思っているあなたは、そんな不安や現状維持の心を振り払う必要があります。
できない理由を思い浮かべそうになった時は、その理由の後ろに不安や現状維持の心が隠れていないか観察してみることが大切です。
③自分を変えられるのは、あなた自身だけ!他力本願をやめる。
「親に相談しても、なにもアクションを起こしてくれなかったから。」「友達を誘っても、付いてきてくれなかったから。」何か行動を起こすときに、このように考えて諦めてしまっていませんか?
行動力を身に着ける1番最短の近道は他力本願をやめることです。
他人を頼ることをやめると、驚くほど行動に移すスピードが速くなります。
いきなり、そんなことを言われても難しいという方は、休日に思いつきで1人旅をしてみることをオススメします。
そうすると、自然と行動力と自立心が身についていきますよ。
④自分の軸を決めておく
人に頼らず、自ら行動を起こすとき、色々な判断を自分j自身ですることになります。そんな時、自分の軸が大切になってきます。
軸は人によって様々です。迷ったら、直観を信じてワクワクする方に進む人もいれば、緻密に計算して自分の得になる方に進む人がいます。
答えは人それぞれですが、軸を決めるということは自分の責任を自分で持つということになります。
行動力のある人になるには、失敗しても「これで良かった」と思えるくらいの軸を決めておくことが大切です。
⑤進み続けて行き止まりでもスキルは身についている
私は23歳のころ、ふと思い立って英語を勉強したくなりました。
その時、まず行った方法は英語の参考書を買うのではなく、留学ビザを申請することでした。
生まれて初めて1人で海外に行き、オーストラリアの空港で「エグジット(出口)」の意味が分からないほど英語が苦手だった私は2年間の海外生活を経て、現地で働けるほど英語が上達しました。
しかし、3年目でビザの関係でやむなく帰国することになりました。
帰国してみると、以前の会社の同期は専門知識を付けて国家資格に合格していました。私は一瞬、2年間の海外生活は無駄だったのかと感じました。
しかし、今は英語のスキルを活かしてアメリカの会社でリモートで働いたり、好きな映画を日本に持ってきて字幕翻訳の仕事をしたり出来ています。
たとえ、進んだ先が行き止まりでも、身に着けたスキルは必ずどこかで役に立ちます。
この記事が自分を変えたいと思っている方のお役に立てたら幸いです。
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