昨年末に慶応大学の学生から当協会に直接依頼があり、「吃音症に悩む人々を支援するにはどのような取り組み、教育を広げればいいのか」を題材にしたワークショップ(WS、参加者の主体性を重視した体験型の講座、グループ学習、研究集会)を行いたいので、協力をして欲しいとの申し込みがありました。

その後、双方で具体的な打ち合わせを重ねた上で、訪問先と決まった国本小学校を2023年2月1日に訪ね、5年生の児童のみなさんに”吃音の症状やその背景”について慶應義塾大学生とともにSCWサポーター2名で実体験等をふまえてお話しをさせていただきました。

講演中、子ども達はとても真剣な様子で話を聞いてくれて、講演後には多くの意欲的な質問もしてくれるなど、終始楽しく明るい雰囲気の中で、とても有意義な機会となりました。

慶応義塾大学の学生からも当協会の当日の協力について感謝をされ、大学での調査や研究の一助になったとすれば幸いだと考えております。

私たち日本吃音協会は、引き続きこのような吃音への理解を深めるための啓発活動に地道に取り組んでまいります。